マズローの欲求5段階説を簡単解説いたします!

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リラックス・ストレスケアなど








宝くじで10万円当たったら、何が欲しいですか?

そんな話をすると、大人の皆さんは「温泉に行きたいなあ」とか、「炊飯器を買い替えるお金にしたい」「貯金一択です」と言った形で、するすると言葉が出てきます。

けれど、あなたは今どんな欲求を叶えたいですか?と聞かれると、「んー?欲求?別に、ないかな」と答えてしまうんです。

さっきあれだけ欲しいって話だしてたじゃん!と思わず突っ込みたくなるのですが、たぶん自分がどんな”欲求”を持っているのかと考えないことが原因なのだと思います。

そして、その欲求は基本的にお金で解決できない要素の方が多かったりもします。

けれど、自分が自分らしくいられるためには、自分の持つ欲求を満たしてあげることがとても重要です。

そして、その欲求には誰もが必要な順番を段階的に欲するものだともいわれています。

 

本記事を読めば、自分の欲求はどの段階まで満たされているのかがわかります

また、自分が自分らしく平穏な気持ちで日々を頑張れる方法を知ることができるでしょう。

 

目次

1.自己実現は、一番遠くにあるのです。

2.生理的欲求

3.安全欲求

4.社会的欲求

5.尊厳欲求

6.自己実現欲求

7.素直な自分の気持ちを知ろう!

1.自己実現は一番遠くにあるのです。

わたしたちは、自分が自分らしくいられている、自分の目標に向かって自分らしく日々を過ごしたいという欲求が満たされている感覚があることがひとつの望ましい状態と言えます。

けれど、そこに至るためには、自分の心の中で満たされているべき条件が4段階あります。

この段階を下から順番に上ってくることで、人は自分の目標が達成したいという欲求にまで至れるのです。

そのメカニズムを、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズロー「欲求五段階説」という理論で説明しました。

この理論により、人は自分が自然に欲する自分の欲求の段階(レベル)を知り、自分がい窓の状態にあるのかを知ることができるようになりました。

その5段階を、下に手書きで書いてみました。

まずはそれをご覧ください。

三角形のピラミッド状で、一番下に生理的欲求と書かれていますよね。

先ほどご説明した通り、人の欲求は基本的にピラミッドの下から順に上がってきます

これらは、下から順番に必要な欲求が満たされると、次の欲求が現れることを示しています。

逆に言い換えれば、求めている欲求よりも下の段階の欲求が満たされていなければ、その上の欲求を求めることは難しい(その水準を求めているどころではない)わけです。

なので、いきなり上の水準の欲求を欲してしまっても、それは達成された感覚が得られにくいといえるのです。

では、図の下からひとつずつ、欲求の特徴を見てみましょう。

 

2.生理的欲求

生命を維持するために必要な欲求です。

食事をとる、水を飲む、睡眠、性欲といった、人間が生きるうえで一番原始的で生理的な欲求と言えるでしょう。

ここが満たされなければ、生命活動自体が危機なわけですから、当然次の欲求に移行することは難しいですよね。

ですが、この記事を読んでいる方の中には、食事や睡眠を適当にしていらっしゃる方はいないですか?

それらは、生命維持のために必要なものです。

なかなか忙しくてそんなことに構っていられないとお思いになられる方もいらっしゃるでしょうけれど、やはり大切な欲求であることは事実。

ですので、きちんと自分の欲求を満たしてあげられていないと思われた方は、その欲求をまずは満たしてあげることで、次の欲求の段階に移行できるわけです。

 

3.安全欲求

ここの段階では、自分の身の安全が保障されたいという欲求です。

国が戦争状態でないこと。そして自分は国や法律に守られ、雨風にさらされずに安全に日々を過ごせる場所にいられているかどうかがポイントとなります。

日本に住まれている方は、他国と比べればこの段階が足りない方は少ないのではないかと思います。

もちろん、この段階が満たされていなければ、いつも不安な気持ちに怯えてしまうことになるでしょう。

震災時のつらい状況などは、まさにこの段階が満たされていない状態と言えます。

考えてみれば日本は地震が多い国です。他にも台風や津波など、気をつけなければならないことはありますよね。

身の安全が当たり前ではないことを知り、自分で自分の身を守ることにも意識を向けてみてください。

 

4.社会的欲求

社会的欲求は、家庭や学校、会社といった、自分を取り巻く環境に対する欲求の段階です。

所属」の欲求、とも言われています。

会社や学校といった所属対象に自分自身が認められていないと感じれば、所属感が欠損しし、自分の居場所がないように思えてしまいます。

それは、身の安全が保障されている場が実際にあるにもかかわらずです。

そしてそれは、家庭内でも同じことです。

家族を愛し、愛されているという感覚が足りなければ、この段階の欲求を求めているはずです。

現代の日本では、この社会的欲求の段階が満たされにくいと考えられます。

周囲から孤立している感覚や、愛情をもって周りに迎えられている感覚が薄いという方は少なくないですよね。

こういった意識を持ったまま、その上の段階の欲求を満たそうとしても、どこか心が空虚な感じがしてしまうわけです。

 

5.尊厳欲求

この段階では、他者から承認されている感覚、他人に認められているという感覚を求めます。

それは、他人の目から見た自分が認められていることだけでなく、自分自身でも自分を認めている感覚があることの両方を欲求として求めます。

尊厳欲求が満たされなければ、劣等感を感じ苦しい気持ちになってしまうわけです。

この段階も、現代を生きるわたしたちには、満たすことの難しい欲求かもしれません。

 

6.自己実現欲求

以上の4つの欲求が満たされていれば、5段階目の自己実現欲求に到着します。

自分の本性に忠実であろうとし、自分らしくいようとする欲求です。

マズローは、画家は絵をかくべきだし、詩人は詩を歌うもの、と言っています。

画家は安定した仕事じゃないから、とか、詩に興味がある人が少ないから、といった理由ではなく、自分がそれを求めているならやるべきなんじゃないの、という、まさに自分の気持ち、欲求に素直でいられる状態と言えるでしょう。

そうできれば、気持ちは平穏であり、自分の持っている可能性に素直な気持ちで向かうことができるわけです。

人によっては、会社のミッションをチームでこなすために頑張るという目標になるかもしれませんし、曲を作ってたくさんの人に聞いてもらうことが強い自分の目標となるかもしれません。

この段階に至ることで、自分自身の欲求を達成するために自分と純粋に向かい合うことができるわけです。

 

7.素直な自分の気持ちを知ろう!

現代を生きるわたし達は、1-2段階目はクリアすることは割合容易と言えます。

ですが、3-4段階目あたりは、欲求を満たすことが難しいように思われます。

なにより、自分が満たされないこともそうですが、周りも満たされていない可能性もあるわけです。

それなのに、何をするにも集団でいることを求められるシーンが本当に多いわけですよね。

そう言った意味でも、集団がお互い欲求を満たされるような環境やルール設定が必要になります。

けれど、集団を自分の力で変えることは難しいです。

というか、無理です。たぶん。

なので、例えば会社や学校では所属感が満たされなかったとしたら、別な趣味のグループや友人とのグループで所属感を満たすのも一つの方法ではないかとわたしは思います。

現代はSNSでいろいろなグループと繋がり合いやすい世の中ですよね。

言い換えれば、所属場所を探すことは日々容易になってきているのかもしれません。

下の段階の欲求が満たされなければ、そこで得たい欲求が得られず、不安感や余裕のなさが心に生まれ、本当の自分の欲求に至ることが難しいというのがマズローの基本的な考え方です。

ですので、自分がどの段階の欲求を満たせているのかを考え、足りないと感じたところは自分なりに工夫してみるとよいように思われます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

皆様の自己実現が叶うことをこころより願っております。